土蜘蛛


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葛城の 山は静かに 眠るとも 岩屋の中は 蜘蛛の古巣よ
出典 謡曲 土蜘蛛
平家物語 剣の巻(下)
登場人物 源  頼光
卜部六郎季武
碓井太郎貞光
胡蝶
土蜘蛛の精魂
あらすじ 古くより大和国葛城山に住みついている土蜘蛛の精魂は、我が国を一大魔国になさんと思っていたが、都にいる源頼光のためにその念願を果たすことができなかった。ある時、頼光が重い病にかかり、侍女・胡蝶を典薬頭に使わしたが、土蜘蛛の精魂はそれを待ち受けて取り喰らい、自ら胡蝶に化け、典薬頭から授かった御薬と偽り頼光に秘伝の毒薬を与える。
ついに念願を果たしたとばかりに飛びかかる土蜘蛛の精魂に必死で対抗する頼光は、源家重代の宝刀・膝丸で切りつけ深手を負わせるが、正体を見破られた土蜘蛛の精魂は、糸を吐きながら葛城山に逃げ帰る。
頼光は四天王の季武と貞光を呼び、土蜘蛛退治を命じるが、このとき膝丸の宝刀を蜘蛛切丸と改め四天王に授ける。
葛城山の岩屋についた両名は、土蜘蛛の妖術に悩まされながらも、大激闘の末、蜘蛛切丸をもってこれを退治する。
神楽歌 ・藤波に かかれる木々の こずえをば 嵐が寄せて 散るぞ悲しき
・夏と秋 行き交う雲の 通い路は 肩に涼しき 風の吹くらん
・心だに 誠の道に 叶いなば 祈らじとても 神は守らん
・月清き 夜半とも見えず 雲霧の かかれば曇る 心なるかな
・祈らじとても 神は守らん
・葛城の 山は静かに 眠るとも 岩屋の中は 蜘蛛の古巣よ
・頼光の 打ち振る太刀は 黄金太刀 悪魔は滅び 天下治まる





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