那須野ヶ原
民も豊かに 国も治まる 万々歳 神の御国ぞ ありがたき | |
出典 | 謡曲 安達ヶ原 |
登場人物 | 阿闍梨祐慶 剛力 鬼女 三浦介 上総介 里人 |
あらすじ | 謡曲「安達ヶ原」から取材されている。 那須の祐慶大法師が剛力を連れて、諸国修行の途中、妖婦で実は白面金毛九尾の悪弧が住むという黒塚にさしかかった。 日が暮れたので、ちょうど見かけた一軒の家に宿を求めた。 なかなか、宿を貸してもらえず、やむなく野宿する。 そこへ女主人であり、悪弧である、鬼女が現れて、剛力は食われ、法師は逃れる。 やがて、三浦介・上総介が勅命を受けて那須野ヶ原に下っていき、鬼女を退治する物語である。 |
神楽歌 | ・山伏の 腰に下げたる ほらの貝 日と吹き吹けば 悪魔しりぞく ・急ぐ身は 金のよろいに 緋のはかま 弓矢をそろえて 千里いくかな ・今まで荒れたる 九尾の老狐を やすく退治せし 武名のほまれ ・民も豊かに 国も治まる 万々歳 神の御国ぞ ありがたき |