塵 倫

弓矢とる 人を守りの 八幡山 誓いは深し 石清水かな
出典 八幡愚童訓 上巻
登場人物 帯中津彦天皇(仲哀天皇)
高麻呂
塵倫
小鬼(2)
あらすじ 人皇第14代仲哀天皇の御代、異国より日本征伐を企て、数万の軍勢が攻め来たが、その中に塵倫といって身に翼があり、雲に乗り虚空を神通自在に飛び回る大将軍がおり、国々村々を荒らし回り、多くの官軍を攻め滅ぼした。
そこで天皇は、天照大神の御神徳と神変不思議の弓矢の威徳をもって、従者高麻呂を従えて塵倫に立ち向かう。激しい戦いの末、天皇の射た矢が命中し、塵倫は雲の彼方へ落ちてゆく。これにより日本の国の危機を救い、天下泰平・国家安全・村穏やかな世を造りあげた仲哀天皇を称える神楽である。
神楽歌 ・弓矢とる 人を守りの 八幡山 誓いは深し 石清水かな
・石清水 今も流れは 末絶えず 濁りなき世に 君を守らん
・異国より 吹き来る風は 荒くとも 吹き戻せよ 伊勢の神々
・今まで荒れたる強敵は 神徳国徳 弓矢の威徳 たちまち治むる 正八幡の御神徳 ありがたき次第なり
・万代と 祈り治むる この村に 悪魔は寄せじ さよにふらしょうや





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